メバリングと聞いたことはあるが、
実際の仕掛け(ロッド、リール、ライン、ジグヘッド、ワーム、※プラグ)は何を選べばよいのだろう?
また、よく釣れる時期や場所の探し方は?
このような質問に答えます!!
※プラグ=ルアーのこと。
おすすめの仕掛け
・7.3フィート(約223cm)のロッド
・2000番手、ノーマルギアのリール
・ラインはPE0.4
・フロロリーダーは80cm程度で1.2号
・スナップをつけ、ジグヘッドとワーム(又はプラグ)をつける
よく釣れる時期
3月~6月
よく釣れるポイントの探し方
街灯のある潮通しの良い漁港をランガン
(※釣果を上げるにはここが最重要)
これらがなぜおすすめなのか、順にわかりやすく解説していきます!!
目次
初心者の方がメバリングを始める際のの仕掛けを紹介
ロッドのスペックについて
6ft台(約182cm)のショートロッドの方が扱いやすさはありますが、
7ft台(約213cm)あった方が飛距離も出ますし、思わぬ大物がかかった際も安心です。
初心者の方のまず1本は、7.3ft (約223cm)をおすすめします!
6ft台(約182cm)の長さのアジングロッドでも十分にメバルに対応できます。
エギングロッドは感度が不足するため、おすすめしません。
ただし、フロート釣りの際には使用できます。
メバリングを始めるならこのロッド
釣り具の世界的にも有名な2社から出ているロッドで、初心者用だけど性能も高いロッドがあります!
それはダイワのアジメバルXです。
1万円台ながら堤防サイズのメバルから20後半のデカメバルまで釣り上げることができます。
リール
番手については、2000番のノーマルギアが堤防でのメバル釣りに十分な性能を持っています。
2500番など大きい番手のリールでも急な大型外道(スズキやアコウなど)がかかっても安心です。
ただし、大きくなると重量が増えるため、扱いにくくなることがあります。
ダイワのレガリスやシマノのサハラなどがおすすめです!
ライン
※覚えにくいので、同じ画像を再掲しています。
PEラインの特徴と太さ
PEラインとは、リールに約150mほど巻き付けるメインのラインです。(画像、青ライン)
特徴
PEラインとは高い強度と耐摩耗性、良好な感度、高いキャスティング性能を持ち、岩や海藻などの障害物に強く、遠投するときに飛距離がでやすいです。
太さ
太さは0.4号がおすすめです。
細いですが堤防では根に潜られたり、※ストラクチャーでラインを擦られたりなので心配はないです。
メバルは非常に目がよく、ラインが見えていると言われて細ければ細いほど食いがよいです。
※ストラクチャー=障害物や構造物のこと。
フロロカーボンショックリーダーの特徴と太さ
フロロカーボンショックリーダーは、メインのPEラインと結び先端に80cmほどつけるものです。(画像赤ライン)
特徴
フロロショックリーダーとは、高い透明性で魚に察知されず、耐摩耗性と耐久性があり、強い引きや大型のメバルにも対応可能です。結び目も強く信頼性があります。
太さ
太さは、1.2号を使用しましょう。
堤防のメバルサイズでは1.2号の強度があれば十分対応できます。
PEライン同様細ければ細いほどよいです。
PEラインとフロロショックリーダーの組み合わせにより、感度や強度、透明性、結び目の強さなどの利点を生かし、効果的なメバリングが可能となります。
ワームは様々なカラー・シルエットを用意しよう
カラー
街灯周辺ではクリア系、街灯の明暗部ではオレンジ系が効果的です。
サイズ
1.5インチ(約38.1ミリメートル)から2インチ(約50.8ミリメートル)程度が適切です。
大きすぎると口を使ってくれない時があります。
アクション
基本的にはただ巻き(1秒1回転でゆっくり巻きあげること)で、
反応がない場合ストップ&ゴー(ただ巻き→止める→ただ巻きの繰り返し)
当日のパターンを探ってみましょう!
ジグヘッドはより軽いものを
重さ
基本は0.5g~1gを使用。
状況によって0.5gから3gを使用します。
軽いほど食いが良いですが、投げづらくなったり風のある時には適切な飛距離が得られなくなるため、できれば3種類程度の重さを準備して状況に合わせて重さを調整しましょう。
ジグヘッドが重いと、捕食の際吸い込みが悪くなるのでフッキング率が悪くなる場合もある。
フックサイズ
#10が堤防メバルには最適です。
#4と数字が小さくなればなるほど針は大きくなります。
フックサイズが大きすぎると違和感で食ってこないことがあります。
スナップ
ジグヘッド+ワームをワンタッチで付け替えのできるものです。
ワームのサイズorカラーを変えると1投目で食ってきた!なんてことはよくあります。
スムーズにワームを変えられるよう、スナップをつけましょう。
プラグ
ジグ単(ワーム+ジグヘッド)と使用するロッドは同じです。
メバリングロッドは基本的に0.5g~8gまで投げられて、プラグは3g前後のものが多いので、スナップを付けていればワンタッチでジグヘッドからプラグに変えることができます。
プラグは飛距離がでる
ジグ単の1gで約20m
プラグの3gで約30m
プラグの8gで約40m
表層でライズ(捕食によって表層に波紋ができること)がある場合はプラグがかなり有効です。
プラグで活性の高い個体を仕留めて、ワームで警戒心の高い個体を狙うなどといった引き出したあると釣果を伸ばすことができます!
メバリングについてよくある質問
よく釣れる時期はいつ?
もっともよい時期は産卵を終え捕食が始まる3月~6月。
適水温14度付近となる時期で活性がめちゃくちゃ高い時期になります。
7~10月は海水温の上昇を嫌い深場に逃げます。
11月~2月は産卵時期で釣れる時期ではありますが、お腹の膨れた産卵個体が多い時期なのであまりおすすめしません。
よく釣れるポイントの探し方
街灯のある潮通しの良い漁港を※ランガンしましょう。
街灯
街灯にはプランクトンが集まり、それを狙って小魚もやってきます。
メバルはどちらも大好物なので、街灯周りにはメバルも集まってきます。
街灯の有無は実際にドライブしてみるか、Google mapを元に釣具屋の方に聞いてみましょう。
潮通し
島の端の出っ張り、対岸近くに島がある(近ければ近いほどよい)。
このような特徴を持った場所の漁港は、潮通しがよく
メバルの※ベイトが流れてくるので、個体数が多いです。
ランガン
メバルの反応がなければ、次々と漁港を移動してみましょう。
待っているよりも、メバルの反応の良い漁港を探す方がより釣果を上げやすいです。
また、離島や島の一番奥など人的プレッシャーのない堤防ほど釣果を上げやすいです。
近場だと魚影が薄いことが大半です。頑張ってもう少し車を走らせてみてください。
※ランガン=次から次へとポイントを移動して釣果を上げること。
※ベイト=プランクトン、小魚などメバルのエサとなるもの。
フロロショックリーダーは必要なのか?
水深があり、潜られる心配もないのでリーダーは必要ないのでは?と考える方もおられます。
PE直結だと根がかりで外そうとしたらすぐに切れる。
大物がかかった時にすぐ切れる。
というように、PEの結び目は非常に切れやすいです。
リーダーを装着することをおすすめします。
メバリングに必要な装備一覧
ライフジャケット
一番大事なのは自分の命です。夜の海に落ちるとパニックになりますので、必ず着用しましょう。
ヘッドライト
足元を照らしたり、仕掛けを組む際に必要になります。
ワームケース
ワームローテーションがすぐできるように、ケースに入れてすぐに取り出せるようにしましょう。
タモ
思わぬ大物を釣り上げた時や、海面から上げた時にばらしてしまわないようフィールドに応じてタモを準備しましょう。
小さめのクーラーボックス
釣り上げた魚を新鮮に持って帰るために準備しましょう。
タックルボックス
必要な小道具はウエストポーチか、ライフジャケットのポケットに入れて
それ以外の小道具は、タックルボックスにまとめて入れておきましょう。
使わない場合は車に置いておけばOK!
磯靴
磯では滑ったり、足をひねったりしやすいので磯靴を履いて安全に釣行しましょう。
手袋
磯で滑って手をついたときに手を牡蠣の殻などで容易に切ってしまいます。必ず着用しましょう。
フロート(飛ばしウキ)で飛距離を伸ばす
フロート専用ロッドで広範囲を狙えます。
先端にはジグヘッドとワームがついていますが、大きく違うのが
仕掛けの中間付近に10g程度の飛ばしウキがあるということ。
なんと飛距離は約50m~90mにもなり、かなり広範囲が狙えます。
仕掛けがジグ単より少し厄介なのですが、10gは重さがあるのでかなり投げやすいです。
フロートのみでの釣行もおすすめですし、中級者になるとロッドを2本使い分けて釣果を伸ばすという方法もあります。
まとめ
メバリングを始める際の仕掛けや適切な時期について解説しました。
おすすめの仕掛け
・7.3フィート(約223cm)のロッド
・2000番手、ノーマルギアのリール
・ラインはPE0.4
・フロロリーダーは80cm程度で1.2号
・スナップをつけ、ジグヘッドとワーム(又はプラグ)をつける
よく釣れる時期
3月~6月
よく釣れるポイントの探し方
街灯のある潮通しの良い漁港をランガン
(※釣果を上げるにはここが最重要)
メバリングは手軽に楽しめる釣り方法であり、広範囲に探れることから餌釣りよりも釣果が期待できます。
適切なロッド、リール、ライン、ワーム、ジグヘッドの選択や技術の応用によって、より効果的な釣りが可能です。
ぜひこの情報を参考にして、メバリングを楽しんでください!!