発売から10年経ったエギ王K。
このエギが、なぜこんなにも愛され
釣れると言われているのかを解説していきます!
目次
エギ王Kはフォール姿勢で喰わせる
エギングはフォール姿勢、フォールスピードが大切です。
それを高いレベルで実現させているのがエギ王Kです。
YAMASHITAのYouTube動画、エギングラボでエサである冷凍アジのフォールで
立って落ちるアジには、警戒して抱かず
横にまっすぐと落ちるアジには、すぐに抱きつく
という比較動画を出していました。
このことからも、やはりよく言われているエギのフォール姿勢というのは
かなり大事になってくるのだと思います。
下記のYOUTUBEにて詳しく解説されています。
是非、視聴してみてください。めちゃくちゃ勉強になります。
エギ王Kの特徴
エギ王Kには、フォール姿勢に繋がる3つの要素があります。
フォール姿勢を安定させるハイドロフィン
このハイドロフィンは、風や波などの外部要因の影響を最小限に抑え、安定した下降を実現します。
水中でエギをコントロールし、不要なブレを排除します。
穏やかな海も荒れた海も、ハイドロフィンがエギ王 Kを静かにフォールさせターゲットを寄せ付けます!
エギのカンナ付近にあるのがフォール姿勢を安定させるフィンです。
ハイドロボディでブレを軽減
エギの下腹部のフラット面でフォール姿勢を安定
エギの下側に大きなフラット面があるため、エギの体のブレを軽減し、水を効率的に受け流します。
その結果、エギによる安定した下降とスムーズなダートアクションが実現します。
ハイドロシンカーで姿勢安定
シンカーの形状もフォール姿勢に特化
幅広く、水を切り裂く形状に設計された「ハイドロシンカー」は、低活性なイカに最適な直進安定性の高いフォールを実現します。
さらに、エギ王 Kの特徴である高いチューニング性を備えており、状況に合わせて調整が可能です。
フォール速度の変化に対応し、低活性のイカに非常に効果的です。
その他ハイドロアイ、コンビファインフックの特性
さらに、エギ王 Kは「ハイドロアイ」と「コンビファインフック」も特徴としています。
ハイドロアイは、ケイムラと490グローのW発光効果でアピールポイントを増やします。
またボディと目玉の段差がなくなり、スムーズなフォールを実現し、イカを引き寄せます。
コンビファインフックは、異なる開き角度を持つ段差フックを使用し、低活性なイカの繊細なバイトを確実にフッキングさせるために設計されています。
これらの特徴は、あらゆるタイプのアタリを確実にフッキングに持ち込むのに役立ちます。
エギ王LIVE・エギ王LIVEサーチとの違い
一言でいうと、
渋い→エギ王K
活性高い→エギ王LIVE・LIVEサーチ
エギ王Kは、フォール姿勢に特化しています。
メインのシチュエーションは、渋い時やイカがスレているときがターゲットです。
エギ王LIVEは動き・光
エギ王LIVEサーチは動き・光・音で
活性の高いアオリイカがターゲットとなります。
エギ王Kのラインナップ紹介
ベーシックタイプ
用途は、エギンガーに多く打たれていてスレている場合、渋い時にエギ王Kは使用します。
下記がベーシックタイプの詳細をまとめたものです。
サイズ | 2.5号 | 3号 | 3.5号 | 4.0号 |
沈下スピード | 約5.0秒/m | 約3.0秒/m | 約3.0秒/m | 約3.0秒/m |
重量 | 11g | 16g | 22g | 26g |
シャロー・スーパーシャロー(フォールスピード)使用や使い方
フォールスピード(沈下速度)が遅く、ゆっくりと沈んでいくタイプのエギです。
使い方は、水深が2~3mなど浅い時や、イカに対して長くエギを見せたい時をメインに使います。
満潮時、水深5~6mの場所でも干潮時(2~3m)に遠投して浅い水深を探ることもできるので、フィールドの幅がかなり広がります。
また2.5号と同程度のフォールスピードにもかかわらず、2.5号よりも4g程度重いため飛距離もアップします。
サイズ | 3号シャロー | 3.5号シャロー | 3号スーパーシャロー | 3.5号スーパーシャロー |
重量 | 15g | 20g | 14.5g | 19.5g |
沈下スピード | 約6.0秒/m | 約6.0秒/m | 約8.0秒/m | 約8.0秒/m |
シャロー(浅場)でスレイカを攻略するための鍵は、ゆっくりと安定した「スローフォール」です。
このシャロー・スーパーシャロータイプのエギには3つの特徴があります。
アクティブバランサーで動きを出す
アクティブバランサー搭載→メリハリのある動きへ
アクションが小さくなりがちなシャロータイプのエギに採用されたアクティブバランサーにより、ダイナミックでメリハリのある動きを実現しました。
これにより、スレイカの注意を引き、アグレッシブな反応を誘発します。
アオリイカからの視認性も良い
不要な模様を排除→視認性の高いシャローエギへ
背中から不要な模様を排除することで、シャローエリアでの視認性を向上させました。
これにより、エギを追跡するのが容易になり、シャローエリアでのエギングがよりエキサイティングになります。
釣り人からの視認性も良い
サイトカラーヘッド搭載→視認性の高いエギへ
暗色系のカラーにサイトカラーヘッドを搭載し、釣り人にとっても視認性を確保しました。
これは、シャローウォーターで本気でスレイカを狙うエギンガーにとって不可欠な特徴です。
シャロータイプではネンブツダイ柄(上)、スーパーシャロータイプではイワシ柄(下)が特徴で、シンカーに「S」と「SS」の文字が刻印されています。
これに加えて、シャロータイプとスーパーシャロータイプにだけある青い目玉と青い羽根が、外観上の特徴です。
これらの要素は、初心者にも分かりやすく、エギの種類を区別するのに役立ちます。
490グローは蓄光アピール
光を備蓄して自ら光を発することができるもので
アオリイカが最も見やすい紫外線の発光量を実現したタイプのエギです。
アオリイカは、モノクロの世界で白黒にしか認識できていません。
その中でも、490ナノメートルというアオリイカが最も見えやすい光量を再現したのが490グローです。
使い方は、月夜がなくアオリイカにとっても視界の悪い状況や、雨の後の濁りがある状況で活躍します。
ケイムラは紫外線発光アピール
ケイコウムラサキの略で、太陽から発する紫外線に反応して発光する素材のことです。
490グローと比べて人間の目からはエギが光っているという実感はないものの、モノクロ(白黒)を敏感にとらえるアオリイカからは、日中のエギングでかなりのアピールになります。
使い方は、述べた通りマズメ時や日中での紫外線が多い時間帯に使います。
ネオンブライト 3色紫外線発光
赤・青・緑に発光する次世代の紫外線発光です。
ケイムラは、白く発光するものでしたが
ネオンブライトは紫外線に反応して赤・青・緑に発光します。
下記、カラーごとの使い方です。
ネオンブライトRED
出典:YAMASHITA
朝マズメ夕マズメなどの、太陽が赤く光っているときに有効なカラー
ネオンブライトBLUE
潮の色が澄潮(青く透き通った様な色)の時に、有効なカラー
ネオンブライト GREEN
潮の色が濁っている、若干緑っぽい色をしている時に有効なカラー
ネオンブライトの光らせ方 490グローも搭載
ネオンブライトというネーミングから、明るく光っているエギと思ってしまいますが、紫外線発光なのでわかりやすく『エギが光っている』と認識するには、専用の紫外線発光ライト(UV)を使用しないとわかりません。
ですがアオリイカからは、日中であれば紫外線を浴びて光り輝いて見えています。
また、エギ全体ではないですがエギ後方上部のカンナ付近に一部490グローで発光が可能となっています。
490グローも搭載しているのでネオンブライトは昼間しか釣れない、なんてこともありません。
また、街灯の種類にもよりますが街灯からも若干ながら紫外線がでています。
黒潮スペシャルは大物狙い
大型のイカを狙うための特別なエギです。
このエギは、大潮の時期や満月の夜に効果的です。
特に、南岸に沿って流れる暖流「黒潮」の影響を考えて設計されています。
水温が夏でも30度前後、冬でも15〜20度と温暖な地域で活躍します。
このエギの特徴は、「490グロー」と呼ばれる発光色を本体側線に取り入れていることです。
これは、オキアミなどの生物が発する光をイメージし、大型イカの視覚を刺激して捕食本能を高めます。
要するに、夜の大潮時に使うことで、大型イカを狙うのに非常に効果的なエギです。
シャローリーフSPECIALは強い布を使用
エギの布の破れ、根がかりに強い特別なエギです。
シャローエリアでエギングを楽しむために特別に設計されました。
通常、シャローエリアでは岩やリーフとの接触が多く、これがエギの布の破れや根掛かりの原因となります。
しかし、エギ王Kシャローリーフスペシャルは、しっかりとアクションし、ゆっくりと沈みながらも、ストラクチャーを攻略できる特徴があります。
また、エギ王K固有の安定したフォールを備えており、警戒心の強いイカにも効果的にアピールします。
ケイムラタフコート
これはエギの布を鋭利なリーフや岩から保護し、通常のエギと比較して1.5倍の強度を持ちつつ、細かなラメの輝きでアピール力もアップしています。
Amazonでのエギ王K人気カラーランキング
Amazonでエギ王Kの人気ランキングを調べてみました!
全国のエギンガー達が実際に購入して出たランキングなので、かなり信ぴょう性が高いです!
1位
軍艦グリーン
店頭では売り切れ続出、転売が横行されていた人気のエギですね。
2位
ムラムラチェリー
ネーミングセンスもしかり、実績十分のムラムラチェリーがランクイン!
3位
ぶちぶちコーラル
エギ王Kのフォール姿勢に加え、490グローも搭載
ピンクオレンジ系のカラーは人気がありますね。
エギ王Kまとめ
エギングにおいて、エギのフォール姿勢が大事です。
エギ王Kは、後方に付いたハイドロフィンによりフォール姿勢の安定をサポートしています!
人気カラーは
1位 軍艦グリーン
2位 ムラムラチェリー
3位 ぶちぶちコーラル
エギ王Kはどこを見ても売り上げ1位の不動のエギです。
多くあるタイプやカラーの中から、自分の目的に合ったエギを見つけ出してみてください!