エギを選ぶにはどこを見ればよいの?
時期によって大きさ変えればよいらしいけど、何号使えばいいの?
沈下速度って大事なの?
このような質問に答えます!
早速ですが結論・答えから申し上げますと
・選ぶべき号数と時期について
9月 2.5号
10月 3号
11・12月・春 3.5号
・カラーについて
ケイムラはカラーは、日中に活躍
グローカラーは、夜間に活躍
赤テープは、光量の少ない夜に活躍
金テープと虹テープは、デイエギングや夜のエギング、曇りの日など、さまざまな状況に対応できる万能タイプ
銀テープは、早朝のまずめや日差しが強くなるタイミングで活躍
・沈下速度について
1m沈むのに何秒かかるかがわかります。
号数やタイプによって変わるので要チェック!
状況別の例も挙げて、エギ選定方法など詳しく解説しています!!
そもそもエギとは
エギは、日本の伝統的な釣り用語で、主にアオリイカを狙う際に使われる釣りの道具です。
日本発祥の釣りスタイルであり、多くの釣り師たちに愛されています。
エギの特徴
エギは、一般的に硬質なプラスチック製の本体(ボディ)に、鉛やステンレスなどでできた重り(ウエイト)が内蔵されています。
エギの先端には、リアクションを起こすためのリングやフックが取り付けられています。
また、外側にはカラフルな塗装が施され、エギの見た目やアピール力を高めています。
エギのスペックについて解説
号数と沈下速度 種類一覧表
エギには号数(重さ・長さ)・沈下速度のタイプ(シャロー・スーパーシャロー・ディープ)など様々な種類があります。
エギのタイプによって使うタイミングが違います。
号数 | 重さ | 沈下速度 | 長さ | 用途 |
4号ベーシック | 26g | 約3.0秒/m | 12cm | 春 |
3.5号ベーシック | 20g | 約3.0秒/m | 10.5cm | 11・12月・春 |
3.5号スーパーシャロー | 20g | 約8.0秒/m | 10.5cm | 11・12月の浅瀬・春 |
3.5号シャロー | 20g | 約6.0秒/m | 10.5cm | 11・12月の浅瀬・春 |
3.5号ディープ | 23g | 約2.0秒/m | 10.5cm | 11・12月の深場 |
3号シャロー | 15g | 約6.0秒/m | 9cm | 10月・11月の浅瀬 |
3号スーパーシャロー | 20g | 約8.0秒/m | 9cm | 10月・11月の浅瀬 |
3.0号 | 15g | 約3.0秒/m | 9cm | 10月 |
2.5号 | 10g | 約5.0秒/m | 7.5cm | 9月 ※新子サイズ |
沈下速度とは
沈下速度は、重要な情報で1m沈むのに何秒かかるかがわかります。
海中にエギが沈んだ後は、目視で何メートル沈んでいるかや、いつ着底したかなど情報が得られません。
3.5号ベーシックタイプの場合
沈下速度 約3.0秒/m
↓
1m沈むのに約3.0秒かかるという意味です!
ということは、、
3m沈めたければ、着水から約9秒待てばよいということです。
海面に着いた瞬間から、カウントを数えることによってエギが何メートル沈んでいるかなどが分かってくるので非常に大切な情報です。
メーカーやエギによって大きく変わる部分もあるのでざっくりの目安としてご覧ください。
ヘッドシンカー・仮面シンカーで沈下速度アップ!
ヘッドシンカー・仮面シンカーは、後付けで簡単に重さをプラスできるので、ディープタイプを買わずにヘッドシンカーで対応することもできます。
例えば、3.5号のベーシックタイプを使用していて、潮の流れが早い・水深があるのでもう少し早く沈めたい。
そんな時にヘッドシンカーが有効です。
テープの色(カラー)の考え方
カラーテープはエギの下地に巻かれ、その上に布が巻かれていますが、その色によって効果が異なるのです。
赤テープ
赤テープは光量の少ない夜に多く使われるカラーテープです。
暗闇の中でも視認性が高く、エギをイカにアピールしやすい特徴があります。
夜の釣りや曇りの日に、効果的にアピールしたいときに選択するのがおすすめです。
金テープと虹テープ
金テープと虹テープは、デイエギングや夜のエギング、曇りの日など、さまざまな状況に対応できる万能なカラーテープです。
これらのカラーテープを使うことで、幅広い状況でエギのアピール力を高めることができます。
銀テープ
銀テープは、早朝のまずめや日差しが強くなるタイミングでの釣りに適しています。
光を反射しやすい性質を持っているため、朝の日差しによる光の反射で、エギの動きをアピールさせる効果が期待できます。
ケイムラボディとは?
出典:YAMASHITA
ケイムラボディのエギが昼間の日差しを受けることで発光し、アオリイカに対して強力なアピールを発揮するのです。
ケイムラは、日本の釣り用語で「蛍光ムラサキ」を指し、昼のエギングに使用される特殊な塗装を意味します。
アオリイカに色は見えないとされ、モノクロの世界で明るさの濃淡に反応する特性を持っているので人間より敏感に反応します。
グローボディ(Glow)とは?
出典:YAMASHITA
グロー(Glow)ボディのエギは、夜間や暗い環境下で光を備蓄し、アオリイカに対してアピールするエギのことを指します。
そのため、グロー(Glow)ボディのエギは夜間のエギングで非常に有効なアピールアイテムとして利用されています。
YAMASHITAが研究・開発した490グローは、アオリイカから最も見えやすい明るさを実現し、アピールします。
飛距離の伸ばし方
近年、エギングをする人が非常に増えています。
その多くの人たちと差をつけるには飛距離が重要になってきます。
飛距離を出して、他の人が届かない場所に届かせることができれば必ず釣果アップに繋がります。
エギングで飛距離を伸ばすにはロッドを長くする、ラインを細くする、などがありますが
エギの号数を大きくし重くすると飛距離が伸びます。
エギの選び方(状況への合わせ方の例)
どの時期に何号を?
どの状況でどのカラーを?
どのメーカーのエギを選べばよいのか?
例を挙げて選定していきましょう!
パターン1 早秋に選ぶべきエギ
時期 | 9月 |
水深 | 3~4m |
時間帯 | 夜 |
エギングシーズン最初で、ターゲットは新子がメインなので2.5号
水深も3~4mということは、15秒程度着底できます。
夜ということで赤テープのエギでアピールしていきます。
→この状況では2.5号の赤テープのエギがおすすめです!
※新子=100g~200g程度の子供のイカのこと
パターン2 晩秋・夜に選ぶべきエギ
時期 | 11月・12月 |
水深 | 2~3m |
時間帯 | 夜 |
11月・12月はエギングシーズン終盤ということで、アオリイカのサイズの1kg近くまで大きくなっているので、3.5号。
水深は浅いので、スーパーシャローで長く見せてアピールします。
夜なのでグローでアピールしましょう。
→この状況では3.5号のスーパーシャローのグローボディーのエギがおすすめです!
パターン3 晩秋・昼・水深がある時に選ぶべきエギ
時期 | 12月 |
水深 | 10m |
時間帯 | 昼 |
例2同様の理由(エギングシーズン終盤ということで、アオリイカのサイズの1kg近くまで大きくなっている)で、3.5号。
水深があるので、ディープタイプで素早く着底させます。
昼ということで、銀テープやケイムラボディでアピールしていきます。
→この状況では、3.5号の銀テープやケイムラボディのディープタイプのエギがおすすめです!
このように、時期や水深、時間帯によって号数・テープの色・タイプを使い分けるとよいでしょう!
自分の考えにハマって爆釣できると、より一層エギングの楽しみが広がります!
おすすめのエギメーカーを紹介
各社かなりの数のエギを販売しています。
そんな中でも、各シリーズのエギのランキングも調べています!
気になるエギがあれば、各記事に飛んでランキングを見に行ってみてください!
YAMSHITA(ヤマシタ)
エギ王K
エギのフォール姿勢はアオリイカが食ってくるかどうかのかなり大きな判断材料になります。
エギ王Kはエギ後方に付けられたハイドロフィンにより、姿勢が安定し
警戒心の高いイカや、活性の低いイカにもスイッチを入れることができます。
エギ王LIVE
エギメーカーYAMASHITA(ヤマシタ)から出ているエギのシリーズの名前で
1番人気のエギ王Kに次ぐ、2番人気がエギ王LIVEなのです!
エギ王LIVEの心臓部であるブレイドシンカーは、素材と形状にこだわりアオリイカの捕食スイッチを入れる理想的な※ダートの動きを実現しています。
またダート後のゆっくりしたフォールでアオリイカの捕食スイッチを入れてくれます。
※ダート=左右に動く素早い動きのこと
下記の記事で、エギ王LIVEについて徹底解説しています。
SHIMNANO(シマノ) フラッシュブースト
ボディに内蔵された反射板が揺れることによってキラキラと太陽光を反射させ、これまでのエギにはないアピールを可能にしています。
主にデイエギングで、日が出ているときに活躍しますが、夜間でも街灯周りなどでも力を発揮します。
下記の記事で、フラッシュブーストについて徹底解説しています。
マルキュー エギリー・ダートマックス
ラインを結びつける部分(アイ)が上部についていることによって、しゃくった際にキレキレのダートアクションが可能になりアオリイカにアピールします。
また、カーボン製のカンナを使用しているので貫通力はピカイチです。
下記の記事で、ダートマックスについて徹底解説しています。
DUEL パタパタ
特徴は、シリコン製のエビの足に似せたものが海中でパタパタと、まるでエビが生きているかのように動いてアオリイカにアピールします。
下記の記事で、パタパタについて徹底解説しています!
ダイワ エメラルダス
エメラルダスは日本No.1釣りメーカー『ダイワ』が出す、エギングに特化したブランド名です。
エメラルダスからは、エギングロッド・エギングリール・ライン等様々な商品がラインナップされており
エメラルダスのロッド・リールを買って
そのままエギもエメラルダスで揃える!といった方も多いかと思います。
下記の記事で、エメラルダスについて徹底解説しています!
その他よくあるご質問
エギの持ち運び方
エギもこだわってくると、数がとても増えてかさばってきます。
おすすめは、メインで使う5種類くらいをカラビナ使用のエギホルダーに付けて、首や腰にぶら下げる方法です。
カラビナ使用のエギホルダーの選び方としては、クリップ型でつまむと開くタイプです。
その他、サブのエギはエギケースにしまっておいてバッグや車に置いておくとよいでしょう。
(首にかけるストラップは、ダイソーで買いました!)
ダイソーエギは釣れるの?
ダイソーのエギは釣れるのか?などの論争をよく見ますが、もちろん釣れないことはないです。
しかし、1000円以上する一般的なエギを実際に友人と隣で使って比較した時の経験談と、YouTubeでいろいろ見た結果も踏まえて個人的に言わせていただくと
一般的なエギで3~4杯に対して
ダイソーのエギ1杯といったところです。
もちろん、腕や運なのもありますがそのすように釣果が分かれる印象です。
初心者の方のキャスト練習や、藻があってすぐにロストしそうな場所で使用するなど状況によって使い分けるとお財布にも優しいかもしれません!
エギのしゃくり方・動かし方(アクション)
立ち位置:少し高め 1しゃくり目:フワッと浮かす程度(思い切りしゃくらない) 2,3しゃくり目:軽く手首を返す程度のしゃくり ラインを張った状態で6秒程度待つ 当たったら1秒待って合わせる |
1シャクリ目から思い切りしゃくると、根がかりの確率がかなり上がります。
下記の記事で詳しく解説しています!
エギの選び方 まとめ
・選ぶべき号数と時期について
9月 2.5号
10月 3号
11・12月・春 3.5号
・カラーについて
ケイムラはカラーは、日中に活躍
グローカラーは、夜間に活躍
赤テープは、光量の少ない夜に活躍
金テープと虹テープは、デイエギングや夜のエギング、曇りの日など、さまざまな状況に対応できる万能タイプ
銀テープは、早朝のまずめや日差しが強くなるタイミングで活躍
・沈下速度について
1m沈むのに何秒かかるかがわかります。
号数やタイプによって変わるので要チェック!
エギには各社かなりの量のラインナップが揃えてあります。
その中から、自分の行くポイントに合わせてエギの選定ができるようになれば必ず釣果アップに繋がります。
この記事が釣果アップに繋がることを祈っております!!