エギゾースト5Gでは、全12アイテムリリースされていて穂先種類・ロッドの長さが違います。
では、どれを選べばよいのか悩みますよね。。
結論から申し上げると
チューブラー【832M】
秋イカサイズから春の大型アオリイカを通年狙う方
操作性を重視し、ランガンメインで狙う方
チューブラー【862M】
秋イカ春イカ狙いで通年エギングされる方
エギンガーが多い地域で少しでも飛距離を伸ばしたい方
ソリッド【S862M】
アタリにうまく合わせる自身のない方
イカパンチなども自動的にのせたい方
ショートレングス【782M】
操作性・感度を重視し、繊細なエギングをしたい方
また、ランガンメインで狙う方
ローレスポンスカテゴリー【862M】
春イカメインでしなやかにエギを操作したい方
上記のロッドを選べば間違いないです!
この記事を読めば、なぜこれを選べばよいのかを徹底解説しています!
目次
メジャークラフト(Major Craft)とは
出典:メジャークラフト
一言で言えば、コスパが良いと評判のロッドメーカーです!
メジャークラフト(Major Craft)は、2002年に設立された比較的新しい釣り具メーカーで、2011年には、メジャークラフトはベトナムに自社工場を設立し、設計から生産まで一貫して行われており、製品の品質管理をより効果的に行うことができるようになりました。
これは、ロッドメーカーとしてかなりの強みとなります。
メジャークラフト エギングロッド シリーズ一覧
メジャークラフトからは6種類のエギングロッドが販売されていて、エギゾースト5Gは最もグレードの高いシリーズとなっています。
全て86EL (86ML)の長さ・硬さのもので比較しています。
シリーズ名 | 実売価格 |
ファーストキャスト | 約6,100円 |
ソルパラ | 約8,500円 |
クロステージ | 約13,400円 |
エギゾースト1G | 約13,000円 |
トリプルクロス | 約14,100円 |
エギゾースト5G | 約21,500円 |
エギゾースト5Gの特徴
素材は東レ(株)T1100Gカーボン採用
出典:メジャークラフト
これは一言でいうと、高感度と高強度を実現する新素材です!
航空宇宙分野でも使用されている素材で
グレードが1つ下のトリプルクロスにはこの素材は使用されていません。
この素材を使用しながら、2万円台という価格に抑えられているというのは非常に高コスパだと言えます。
R360の4軸カーボンで強度アップ
出典:メジャークラフト
多軸の方が、強度が増し価格が高価になる傾向があります。
カーボン繊維の向きを4方向搭載しているので、360度すべての方向に対応する能力を秘めています。
エギゾースト5G チューブラーモデルの特徴
出典:メジャークラフト
エギゾースト5G チューブラーモデルには下記の4種類がラインナップされています。
EZ5-832M
EZ5-832ML
EZ5-862M
EZ5-862ML
チューブラーモデルの特徴は、穂先に硬さがあり飛距離が出て感度が高くなるので
自らイカのアタリを合わせに行く楽しさを最も味わえるモデルとなっています。
製品表記の見方
EZ5-862M という表記の場合
EZ5:エギゾースト5Gの略
86:8.6フィート(2.61m)の長さ
2:グリップ側と穂先側の2本継ぎの意味
M:穂先硬さミディアムの略
(MLはミディアムライトでMのミディアムより柔らかい穂先となっている。)
エギゾースト5G ソリッドモデルの特徴
出典:メジャークラフト
ソリッドモデルには下記の1種類がラインナップされています。
EZ5-S862M
※Sはソリッドティップの略。
ソリッドモデルの特徴は、穂先がよく曲がるので
アオリイカのアタリがいまいち取り切れていない方でも、自動的にアタリを取ってくれるような穂先です。
デメリットとしては、穂先が柔らかく曲がるので飛距離が少し落ちます。
エギゾースト5G ローレスポンスカテゴリー(LRC)の特徴
出典:メジャークラフト
ローレスポンスカテゴリー(直訳で低反応)には下記の4種類がラインナップされています。
EZ5-832ML/LRC
EZ5-832M/LRC
EZ5-862ML/LRC
EZ5-862M/LRC
※LRCは、Low Responce Category (ローレスポンスカテゴリー)の略
ローレスポンスカテゴリーの特徴は、しなやかに曲がるのでエギに無駄な動きをさせずに違和感を与えないので、活性の低い春イカ狙いに向いています。
ソリッドは、アタリを取る時に穂先の柔らかさが活きて
ローレスポンスカテゴリーは、エギの誘いの時に穂先のしなやかさが活きます。
エギゾースト5G ショートレングスモデルの特徴(長さ78)
出典:メジャークラフト
ショートレングスモデル(ロッドがやや短め)には下記の3種類がラインナップされています。
EZ5-782L
EZ5-782ML
EZ5-782M
感度・操作性を追求したい方
または、取り回しが良いのでランガンメインでエギングをされる方におすすめのモデルです。
他のモデルでは、8.3フィート(2.53m)や8.6フィート(2.61m)のどちらかの長さですが、ショートレングスモデルでは7.8フィート(2.38m)と約20cm短くなっています。
ダイワ エメラルダス ストイストRTという7~8万する最上級モデルでも、最近は7.6フィート(2.31)や7.9フィート(2.40m)がラインナップされたり、扱いやすさからショートレングス(やや短め)の人気が出てきています。
まとめ
チューブラー:自ら掛ける楽しさを追求
ソリッド:自動的にアタリを掛けてくれる
ローレスポンスカテゴリー:エギに無駄な動きをさせない春イカ向き
ショートレングス:感度・操作性。取り回しの良さを追求
EZ5-782Mはフロートメバリングロッドとしても兼用可能
EZ5-782Mは、感度を高めながら20gのフロートの遠投を可能にしています。
穂先はやや柔らかくメバルの繊細なアタリも喰わすことができ、バット部は尺メバルとも十分にファイトできる強さを備えています!
フロートメバリングをする方であれば、ロッド自体の値段も約2万円で兼用することができるのでかなりコスパは良い製品と言えます。
穂先硬さM ML・長さ83 86・チューブラー/ソリッドについて
エギングロッドの基準
・穂先種類はチューブラー
・長さ8.3フィート(2.53m)か8.6フィート(2.61m)
・穂先硬さML(ミディアムライト柔らかめ)かM(ミディアム硬め)
穂先硬さ
ML: 9月~10月の新子サイズがメインターゲットの方
M: 秋イカも大型の春イカも通年アオリイカを狙う方
ロッド長さ
83: 感度・操作性・取り回しを良くしたい方
86: 飛距離を伸ばしたい・足場が高めのフィールドが多い方
穂先種類(基本はチューブラー)
チューブラー: アタリを自分で掛けたい・飛距離を伸ばしたい方
ソリッド: アタリを自動的に掛けたい方
基準から、自分のエギングスタイルに合わせると決めやすいと思います!
下記のページにて、穂先硬さ・ロッド長さ・穂先種類について徹底解説しています!
エギゾースト5G 重さ・スペック一覧
12種類も出ているので一覧でまとめてみました。
タイプ | 品名 | 標準 全長 (m) | 標準 自重 (g) | エギサイズ(号) | 実売価格(円) |
---|---|---|---|---|---|
チューブラー | EZ5-832ML | 2.53m | 非公表 | 1.5-3.5号 | 約17,600円 |
チューブラー | EZ5-862ML | 2.61m | 非公表 | 1.5-3.5号 | 約19,000円 |
チューブラー | EZ5-832M | 2.53m | 非公表 | 2.0-4.0号 | 約19,400円 |
チューブラー | EZ5-862M | 2.61m | 非公表 | 2.0-4.0号 | 約21,500円 |
ソリッド | EZ5-S862M | 2.61m | 非公表 | 2.0-4.0号 | 約21,100円 |
ローレスポンスカテゴリー | EZ5-832ML/LRC | 2.53m | 86g | 1.5-3.5号 | 約19,900円 |
ローレスポンスカテゴリー | EZ5-862ML/LRC | 2.61m | 89g | 1.5-3.5号 | 約20,600円 |
ローレスポンスカテゴリー | EZ5-832M/LRC | 2.53m | 90g | 2.0-4.0号 | 約21,000円 |
ローレスポンスカテゴリー | EZ5-862M/LRC | 2.61m | 92g | 2.0-4.0号 | 約21,500円 |
ショートレングス | EZ5-782L | 2.38m | 78g | 1.5-3.0号 | 約19,300円 |
ショートレングス | EZ5-782ML | 2.38m | 87g | 1.5-3.5号 | 約21,200円 |
ショートレングス | EZ5-782M | 2.38m | 90g | 2.0-4.0号 | 約20,200円 |
エギゾースト5Gの評価
メジャークラフトには、元々コスパが高いというメーカーのイメージがありましたが
高感度と高強度を実現する新素材、東レ(株)の【T1100Gカーボン】を採用しておよそ2万円。
一つ下のグレードのトリプルクロスには採用されておらず、エギゾースト5Gは非常にコスト・品質の面から見ても良いと言えます。
エギゾースト5GとエメラルダスMXを比較
出典:ダイワ
最も人気のある釣りメーカーであるダイワの価格帯の近いエメラルダスMXを比較してみました。
品名 | 自重 | 実売価格 |
エギゾースト5G 862M | ※非公表 | 約21,500円 |
エメラルダスMX 86M | 95g | 約24,400円 |
※ローレスポンスカテゴリーの86Mが92gなので、おそらく同程度の重量と予測します。
また、エメラルダスMXは【X45】と言われる、カーボン繊維の配向角度と弾性率に関して、0°、45°、90°の(3軸)が採用されていますが
冒頭でも紹介してある【R360】の4軸カーボンで強度アップされているので軸数からエギゾースト5Gの方が強い印象です。
実売価格も約3000円程エギゾースト5Gの方がお安くお求めいただけます。
シマノ セフィアSSと比較
出典:シマノ
品名 | 自重 | 実売価格 |
エギゾースト5G 862M | ※非公表 | 約21,500円 |
セフィアSS 86M | 105g | 約21,000円 |
セフィアSSも3軸カーボンなので、同様にエギゾースト5Gの方が強度はあるでしょう。
自重はセフィアSSが100gほどあるのでやや重めの設計となっていました。
エギゾースト1Gとの比較
また、エギゾースト1G-classというメジャークラフトの中で5Gよりもグレードが下のエギングロッドもあるので、違いを比較してみました。
品名 | 自重 | 実売価格 |
エギゾースト5G 862M | ※非公表 | 約21,500円 |
エギゾースト1G 862M | 110g | 約13,000円 |
自重はあくまで予測ですが約20gほど5Gの方が軽量で、金額は8,000円ほど1Gの方がお安いです。
しかし、4軸の【R360】や東レの【T1100Gカーボン】も【軽量カーボンSiCガイド】もエギゾースト5Gにしか搭載されていません。
値段こそ1Gの方がはるかにお手頃ですが
素材や作りを見ると、圧倒的に5Gの方が優れています。
エギゾースト5Gに合わせるリール
出典:ダイワ
こちらもコスパ最強と呼び声高いダイワ 23レガリスをおすすめします。
エギングに特化するならダブルハンドルのLT2500S-DH
いろんな魚種を狙う方はハイギアのLT2500S-XHをおすすめします!
エギゾースト5Gまとめ
チューブラー【832M】
秋イカサイズから春の大型アオリイカを通年狙う方
操作性を重視し、ランガンメインで狙う方
チューブラー【862M】
秋イカ春イカ狙いで通年エギングされる方
エギンガーが多い地域で少しでも飛距離を伸ばしたい方
ソリッド【S862M】
アタリにうまく合わせる自身のない方
イカパンチなども自動的にのせたい方
ショートレングス【782M】
操作性・感度を重視し、繊細なエギングをしたい方
また、ランガンメインで狙う方
ローレスポンスカテゴリー【862M】
春イカメインでしなやかにエギを操作したい方
【R360】4軸カーボンで強度を上げ
【T1100Gカーボン】高感度・高強度を実現
【軽量カーボンSiCガイド】高感度ガイド・軽量化を実現
これら高級モデルに使用される技術を、2万円台のロッドに惜しみなく採用してきているコスパの高いロッドとなっています。
チューブラーモデル・ソリッドモデル各種
ローレスポンスカテゴリー
ショートレングスモデル
最後まで読んでいただきありがとうございました!