今回、同じとびしま海道エリアをホームとするメバル研究の経験のあるKENTAくんと釣行に行って参りました!
KENTAくんは、すでにインスタのとびしま界隈では有名だと思いますが軽く紹介させていただくと、、
・メバル研究経験有り
・とびしまで一晩で3匹の尺メバルを釣った経験あり
・釣行日の1週間前も尺メバル釣っている
まず、経験量・知識量とはるかに劣るこんな未熟者の自分と釣行に行ってくださったことに感謝を述べたいと思います。
本当にありがとうございました。
そして、図々しいかもしれませんが
今後ともよろしくお願いします!!笑
※本記事では、KENTAくんより許可を頂いたうえで執筆しております。
また、自分が会話の中で得た情報をさらにかみ砕いて要点をまとめているので、若干本質と異なった表現もあるかと思います、お許しください。
目次
釣果に直結するであろうノウハウ
ワームを通すコースは潮の流れをみる
ワームを通すコースは、潮の流れに沿って流してあげて、斜め上を見て待っているメバルの視界に入れてあげるのが正解。
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自分は、メバルがいる場所がわかっていたものの真横からワームを入れていたので反応がなかったです。
![](https://mebaru-aori.com/wp-content/uploads/2024/03/40075f7be0ea36ef7afd26ae4215f6e3-1024x1024.png)
おそらくそんな角度から実際のベイトは出てこないorメバルの待っている流れでないから視界にも入っていないので捕食されなかったのだと感じました。
真横でKENTAくんはアタるのに自分はアタらないという明確な差が出ていました。
ワームを流れに乗せることを意識して、リトリーブは糸ふけを取ってあげるだけ!
小さい見えメバルの反応でも勉強になる!
堤防からの反転流のぶつかりでアドバイス通りヒット!
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上記の図のような立ち位置・リトリーブ方向のアドバイスをもらい
それを実行していると23.5cmの良型メバルがヒット!!
![](https://mebaru-aori.com/wp-content/uploads/2024/03/e14e21715b53e4724ddb28aa3538548e-1024x768.jpg)
立ち位置まで譲ってもらって釣らせてもらいました!
ヒットワームは、アジアダー(ちょっと長め)のグローミカンでした!
引っこ抜いて勝手に針外れしていたので、浅いバイトだったのかなと思います。
ただ漠然と投げるのではなく
潮の流れや潮のぶつかり、潮のヨレなどがどこにあるか把握した後
立ち位置やキャスト方向を決めることで釣果アップに繋がると感じました!
メバリングでの重いジグヘッドのデメリット
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ジグヘッドが重いとメバルが捕食する際、吸い込みずらくなってしまうのが一番のデメリットである。
また、1~2月に産卵を終えてからは非常に吸い込む力が弱く、6月になるにつれて吸い込む力が強くなるそうです。
対策としては、フロートやキャロだと飛距離を伸ばしつつジグヘッドは軽くできるのでそれらを使用する。
または、春先は0.5~2gまでのできるだけ軽いジグヘッドを使い
5,6月になるにつれて2.5gや3gのジグヘッドも使っていくとアタリをより正確にヒットに持ち込めるのではないかと思います!
重いジグヘッドに関して、元の自分の考え
元々自分は、ジグヘッドが重いと違和感で吐き出すのではないかと考えていました。
また、ジグヘッドの重さなんてそこまで変わらないだろう!と思ってましたが
メバルの吸い込みを頭に入れると、0.5gで大きな影響がでるのは容易に想像できました。
ましてや、0.5gと2gでも4倍も重量が違うので そりゃ吸い込みに影響がでるよな、、とも思いました。
フロートでも、波が強い場合はジグヘッドが軽すぎると安定しないので
0.5gではなく1gを使用しています!
尺メバルのヒット後のやり取りに関する助言
フロロカーボンラインの太さとファイトについて
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Grand Max 1.2号を使用していた自分にもう少し太くしてもよいと助言を頂きました。
自分の悩みは、ラインを太くするとメバルには見えていてアタりが減るのではないか?
というのがありました。
ですが、デカメバルがかかった際に細くすることでラインブレイクを恐れて
耐える→巻く→耐える→巻く
というようなファイト方法を取っていて潜られることが多かったです。
解決策
フロロカーボンラインをもう1段階太く1.2号→1.5号にする。
ドラグはかなりきつめにして、かかった瞬間にごり巻きで抜きあげるようにして、その際のラインブレイク・バラシは割り切ることにしました!
(ちなみにPEは0.4号)
メバルからフロロは見えているのか? 太くするデメリット
おそらくフロロは見えていない。
太くする最大のデメリットは、太いことで潮流に流されてジグヘッドをうまく操作できないこと。
理由としては、タイラバやシーバスで使用するような4~7号などの、太いフロロカーボンでも尺近いメバルが稀に喰ってくることもあるようなので
太くして、見えているから喰ってこないという説は ほぼほぼないそうです。
メバルは大きい順に良い場所を確保する
![](https://mebaru-aori.com/wp-content/uploads/2024/03/bd6a24d5ea73f73fcbec28d041584d6f-1024x1024.jpg)
メバルは、大きいメバルほど
身を隠しやすく、より潮通しがよくベイトが豊富に流れてくる場所に身を寄せています。
デカメバルを狙うとなると、岩場の近くや潮通しの良い場所を最初に狙うと思うので、大きな個体ほど先に釣れてしまうという現象が起きやすいです。
デカメバルがいる時、赤ちゃんメバルはライズしない
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メバルは雑食性が強く共食いすることもあるので、1歳にもなっていないような小さなメバルはデカメバルがいる時は、表層まで捕食しに来ません。
赤ちゃんメバルのような小さなライズがある場合は、デカメバルがいないということになるので、
ポイント移動の判断基準になる!
想像よりも早い成長 メバルは6年で尺になる
ネットで調べた情報によると、尺メバルになるのに10年かかるとされていました。
ですが、メバルをさばく際に耳石(じせき)を見て年齢が分かるそうで
尺メバルの年齢は大体6歳ほどだったそうです。
※耳石(じせき)=平衡感覚や聴覚に関与するもので、頭蓋骨付近に位置する。
アカメバルは成長速度が遅い
メバルにはアカメバル・シロメバル・クロメバルの3種がいるのが一般的に知られていますが、アカメバルだけ成長速度が遅いそうです。
成長速度の表も、場所やベイト量、何メバルかによって大きく異なってくることがわかりました。
アカメバルは2種類いる
YouTubeやインスタなどの釣果を見ていると、35cmにせまる巨メバルはアカメバルでした。
では、尺を狙うならアカメバルの特性を調べて絞って狙うべきなのか!?
とも思っていた時期もありましたが、
瀬戸内で捕れるアカメバルと和歌山の方で捕れるアカメバルは別物だそうで
瀬戸内のアカメバルは、尺を超えるのはほとんどいないそう。
アカメバルとシロメバルのハイブリッド説があるそう、、
とびしまで尺を狙うならシロメバルかクロメバル
黒潮の大蛇行で瀬戸内の海水温が2度ほど上がった影響なのか
白メバルが極端に減っているそうなので、
尺を狙うには、クロメバルのブルーバックがいるような潮通しの良い場所の中層をフロートで狙う。
もしくは、個体数は少ないかもしれませんが
シロメバルの好むような、水深のある砂地の底付近をキャロやメタルジグで狙う。
このどちらかを意識することで、
とびしまで尺メバルを狙えるのではないかと考えました。
釣果に直接関係はないかもしれないが、興味深かった話
耳石から年齢を見る 耳石の取り出し方
夏は成長しないので耳石に木の年輪のような模様が現れ、そこから年齢が読み取れます。
メバルをさばく写真を掲載しています。
苦手な方がいれば、とばしてください。
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1.まずは内臓とエラを取り出します。
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2.骨をラインに沿って切断します。
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3.切った骨をめくると耳石が出てきます。
![](https://mebaru-aori.com/wp-content/uploads/2024/03/16f553ce2838f03125caf2f2bcdc9a6c-1-768x1024.jpg)
出てきた耳石です。
数え方は、真ん中の白い線はカウントせず白い線1本1歳で数えるそうで
この画像だと外枠も含め3歳に見えますが
実際のところは、線が薄くて見えなくなっていたり
欠けていたりして正確に数えれないこともあるそうです。。
次回から、持ち帰ったメバルは耳石を取り出して確認してみようと思います!
とびしまでは縄文時代からメバルが食べられていた
とびしまでは貝塚が発見されていて、貝塚からメバルの骨も出土しているそうです。
その骨のサイズから、尺を超えるようなものもあったそうで
縄文時代の魚影はさぞ濃かったんだろうなあと、、(縄文時代に釣りをしてみたい)
縄文時代からとびしまには人が住んでいて、尺近いメバルを食べて育っていたと考えると
なんかロマンがありますね。笑
※貝塚=縄文時代の人たちが生活で出た貝がらなどのごみを捨てる場所。
メバルの好む海藻 ホンダワラ・ガラモ・アマモ
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今シーズンは、海藻の量が多く
海藻が多いと、沖からやってきたメバルの隠れ家となるので、より岸近くに居座ってくれるそうなので、岸からメバリングするには絶好のチャンスだそう!
その他さまざまな要因があるそうですが、一言でまとめると当たり年だそうです!
まだ海藻に全く詳しくないので、海藻を見つけたら持ち帰ってどこに何の海藻が生えているのかなども把握していけたらなと思います!
当日の釣果写真
![](https://mebaru-aori.com/wp-content/uploads/2024/03/bc16df90dfa549d0b2e4be7b024b22b3-1024x768.jpg)
![](https://mebaru-aori.com/wp-content/uploads/2024/03/7de00e185dc6d3525ae4a496a3f34a27-1024x768.jpg)
本来、來るはずのブルーバックの群れが入らなかったので釣果は伸びませんでしたが
渋いながらも狙ったコースを通して釣り上げてたKENTAくんはさすがでした、、
普段、リリースサイズだそうですが久々の釣行だったのでKENTAくんにメバルカサゴのお土産まで頂きました!!
まとめ
普段、釣行中に抱いた疑問や仮説は自分なりに本やネットで調べたりしていましたが、フィールドの違いであったり、調べても出てこないことが多く、その答え合わせができ終始興奮。。
最高の時間を過ごさせて頂きました!!
釣果に繋がるポイントまとめ
・ワームを通すコースは潮の流れを見て自然に流してあげる。
・重いジグヘッドは吸い込みを悪くする。シーズン始まりから徐々に吸い込む力が増してくる。
・ラインを1.2号から1.5号に太くして、ドラグを出されないよう強く締めゴリ巻きする。
・メバルは、隠れやすく潮通しの良い場所ほど大物が隠れている年功序列。
・赤ちゃんメバルの小さいライズがあるということは、デカメバルが付近にいる もしくは捕食スイッチが入っていないので移動の判断基準になる。
・瀬戸内のアカメバルの成長速度が遅く、ほとんど尺はいないので
潮通しの良いテトラや磯のの中層をフロートでクロメバル(ブルーバック)の尺を狙う。
または、水深のある砂地のボトム付近をキャロやメタルジグを使ってシロメバルの尺を狙う。
今回話していて、尺を狙う為に通っていた場所や尺がいそうだなと思うポイントは
大体認識が合っていたのは嬉しかったです!
(暇があればグーグルアースとにらめっこして、一人でランガンしまくっていたかいがありました。笑)
方向性に加え、具体的な仕掛けのアドバイスも頂いたので
あとは現地に足を多く運ぶことでより尺メバルに近づけると確信しています!!
頑張って尺メバル釣るぞーーーー!!!!