エギングを始めたけど、どこに行けば釣れるの?
人気ポイントは人が多すぎる!
アオリイカはどこにいるの?
このような質問に答えます!
結論
・明るい時間帯に、道路沿いや漁港の街灯周りをまわり、アオリイカが残したスミ跡を見つけましょう。(できれば4~8カ所見つけてください。)
・満潮の潮止まり前後や上げ潮2時間、下げ潮2時間に、4~8カ所の異なるスポットを移動してみてください。
さらに詳しく解説していきます!!
目次
アオリイカの基礎知識

アオリイカは生涯が約1年で、夏に産卵し、秋に新しい仲間が生まれます。
早秋の小さいアオリイカと冬の大きいアオリイカでは遊泳力が異なり、生息域も異なってきます。
時期によって、使うエギの大きさも狙う場所も違うので
しっかりとアオリイカの基礎知識を把握しておきましょう!
早秋イカ(9月~10月中旬)

早秋のアオリイカは、下記のようなポイントが釣りやすいです。
・小魚などのベイトが豊富
・隠れる場所がある
・潮通しが良いが、流れが強すぎない
早秋のアオリイカは遊泳力がまだないので※ワンドや港湾部(こうわんぶ)など
比較的、潮の流れがゆるやかなポイントにいることが多いです。
※ワンド=入り江上に深くえぐられている場所で、流れが比較的緩い。
晩秋イカ(10月中旬~12月)

晩秋のアオリイカは遊泳力がついてきていて、若干居つくポイントが変わってきます。
・小魚などのベイトが豊富
・隠れる場所がある
上記2点は、変わりませんが
・激流ポイントや水深のあるポイント
というのが晩秋のアオリイカの狙い目になってきます。
遊泳力がついて、激流の中でも容易に捕食できるようになるからです。
アオリイカがいるポイントの探し方

全く情報がない場合は下見がかなり重要になってきます。
これから挙げる点を、明るいうちに下見しておいてポイントを選定するとよいでしょう。
ランガン方法については、下記の記事に徹底解説しています。
スミ跡

日中に沿岸部をドライブしていると、良く釣れる場所ではスミ跡が多くみられます。
このような場所は、実際に釣れているポイントなのでエギングの人気ポイントである可能性がかなり高いです。
であると同時に、人が多いポイントでもあるので
エントリーするには、事前に場所取りが必要な場合も多いです。
※スミ跡をまき散らすと、地元の方や漁業関係者に迷惑が掛かるので基本的に釣れたアオリイカはすぐにバケツなどに入れて、スミ跡が残らないようにしましょう。釣り禁止になることもあります。
街灯
街灯にはプランクトンや小魚の絶好のたまり場になります。
その小魚を目当てに、アオリイカも多くやってきます。
また、アオリイカ側からもエギが見つけやすいので釣れやすくなります。
ですが、視力が人間でいう0.6程度と言われており非常によく見えています。
(自動車免許の眼鏡ラインが裸眼で0.7です。笑)
良く見えているということは、
エギもスレやすくなるので、こまめなローテーションで釣果を伸ばすことができます。
潮通し
潮通しで2つ代表的なポイントをあげると
・堤防の先端
・岬などの出っ張った先端
・対岸近くに島がある
などが挙げられます。
潮通しが良いということは、プランクトンや小魚が良く流れてきたりするので
それを狙ったアオリイカを狙うようになります。
藻
藻はアオリイカにとって絶好の隠れ家です。
初夏や、早秋だと藻付近に産卵のためにやってきた親イカがまれに釣れることもあります。
明るいうちに藻の有無を確認し、ポイントを見つけてみてください。
岩礁帯
岩礁帯に隠れて、エサが流れてくるのを待っているアオリイカがいる可能性も高いです。
岩礁帯は数多く存在するので潮通しが良いポイント+岩礁帯でポイントを絞ると探しやすいかもしれません。
風裏
いくら人気ポイントや実績のあるポイントでも、風が強すぎたらラインが動き
エギが不自然に動いて抱いてきません。
また、あたりも分かりにくくなるためかなり難しくなります。
そんな時は、Windyという風予報アプリを使用して風裏のポイントを探しましょう。
こちらの記事でWindyを細かく紹介しています。
ベイト(エサである小魚)
アオリイカはベイトの多い場所を求めます。
街灯付近、潮通しの良い場所などすべてベイトが集まりやすい環境なのです。
明るい時間の下見や、ポイントに着いたときに必ず小魚の有無を確認しましょう。
ワンド

ワンドとは、Uの字のような地形に囲まれた場所を指します。
このような場所は、
・小魚がたまりやすい
・小魚を追い込みやすい
という理由で、アオリイカに好まれやすい地形です。
釣れるタイミング

夜間の満潮の上げ下げ各2時間の計4時間を狙う
この時間帯は、潮が大きく動きやすい時間帯になります。
この動いている間に効率よくランガンできると釣果アップに繋がります。
このタイドグラフで言うと、22時29分が潮止まりなので
20時半~22時半の上げの2時間
22時半~24時半の下げの2時間
の合計4時間が狙い目だということになります!

出典:タイドグラフBIより
波がざわつくタイミング
満潮の上げ下げ2時間の計4時間の間でも、特に波打ち際の波の音がざわざわと大きくなるタイミングがあります。
かなり短い時間にはなってきますが、潮が良く動いてアオリイカに捕食スイッチが入るタイミングでもあるので
釣りをしながら、海面の潮の流れや波の音を注意して観察してみてください。
潮目

出典:photo AC
潮目とは、海面に若干色の違う道のようなものができることを指します。
これは、何が起きているのかというと
潮と潮がぶつかってできているものになります。
潮がぶつかることによって、プランクトンや小魚が集まりやすい環境ができているので
かなり狙い目です!
潮目は、表層だけでなく底まで潮がぶつかっていると言われているので
潮目を見つけたら、表層・中層・底と全ての層を探っていきましょう。
私自身も潮目に釣果を助けられたことは何度もありますし
エギメーカーYAMASHITAのエギングマイスター川上英佑さんも潮目に関しては、動画内でいつも狙い目だとおっしゃっているので、かなりの激熱ポイントだと思います。
ウェーダーを履いて誰もいないポイントへ行く

ウェーダーとは、水中に入るときに着用する胴長靴のこと。
玄人もしくは変態は、他の人とポイントが絶対にかぶらないような過酷な場所へも容易に足を運びます。笑
普通の人では、この先はいけないな、、
というような場所もウェーダーを履いていればポイントが広がります。
私も、ウェーダーを履かないと入れないポイントを持っており、エギングとメバリングでいくのですがめちゃくちゃ釣れるし
今まで、人に1度も会ったことがありません。
かなりポイントの幅が広がるのでおすすめです!!
結局どこが良く釣れるの?

アオリイカが居つきやすいポイントは、前述したように結構あります。
エギングを始めてまだ間もない方で、師匠がいない場合はなかなかポイント選定が難しいかと思います。
そんな方は、まず下記の2点のみを意識して釣行に出かけてみてください!
・明るい時間帯に、道路沿いや漁港の街灯周りをまわり、アオリイカが残したスミ跡を見つけましょう。(できれば4~8カ所見つけてください。)
・満潮の潮止まり前後や上げ潮2時間、下げ潮2時間に、4~8カ所の異なるスポットを移動してみてください。
反応があれば継続、反応がなければすぐ移動。
これらに従うことで、アオリイカの釣果を上げる確率が高まります。
これらの街灯+スミ跡のポイントは、アオリイカ釣りには重要な潮通しの良い場所である可能性があります。
さらに、余裕があれば藻や小魚(ベイト)の存在も確認し、風を避ける場所を見つけることも大切です。
これらの要因を把握することで、釣果をより上げることができ、自分だけの秘密の釣り場を見つけることもできます。
徐々にスキルを磨きながら、釣りの腕も向上し、より多くの釣果を楽しむことができるでしょう。
この記事が少しでも釣行の手助けになれば嬉しいです!