メバルの生態を理解し釣果を上げる~産卵・3種のメバル・成長スピード~

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メバリング

出典:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑

メバルは普段何を食べているの?
産卵はどのような形で、いつしているの?
メバルの釣果を上げるにはどうすればよいの?

このような質問に答えます!

メバルの食性
・小さい頃はプランクトンやエビ・小魚・多毛類(ゴカイなど)がメイン
・体が大きくなると、フィッシュイーターとなり、子魚や小イカなどを食べる。

メバルの産卵
・11月~12月頃から産卵のための爆食いが始まりその後、1~2月に産卵をします。
・産卵に集中するため、1~2月はほとんど食ってこない。

メバリングの最盛期は3~5月
理由1つ目は、産卵を終えて体力を回復させる為にエサをよく食べるから。
2つ目は、海水温でメバルの適性海水温である約14℃になるから。
3つ目は、バチキビナゴ・アミなどのエサが増えるから。

その他、メバルは3種いたり成長によって行動も変わってきます。

この記事では、これらメバルの生態をメバリングの観点から解説していきます。

この記事を書いた人
TPくん

エギング・メバリングを愛しています。
・釣り歴10年 広島県とびしま海道
・雑誌「釣り画報」に2回掲載歴あり
・尺メバルとキロイカ(秋)狙い 記録
 アオリイカ:720g(秋イカ)
 メバル:28 cm

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メバルの名前の由来【眼張】

メバルは釣り愛好家に人気のある魚で、その特徴的な大きな目から「眼張(めばる)」という名前が付けられました。

また、春に釣れ始めることから「春告魚」とも呼ばれています。

英名は”darkbanded rockfish”です。

3種類への分類

2008年に専門家によってDNAの観点で3つの種類に分けられたことも知られています。

見分け方は胸ビレの本数で、それぞれ異なった生息環境を持ちます。

赤メバル(アカメバル)

出典:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑

アカメバルは、赤っぽい個体や金がかった個体がいます。

メバルの中でも最も大きく成長する種類で全長は40センチを超えることもあります。

胸ビレの本数は15本で、その特徴から藻場や岩礁帯を好むことが知られています。

体色は明るい赤褐色で、黒い斑点はあまり見られません。

黒メバル(ブルーバック・クロメバル)

出典:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑

よく見ると背中が青みがかった個体です。

アカメバルほどは大きくならない個体で、胸ビレは16本。

回遊性が非常に高く、潮通しの良い場所で釣れることが多いです。

泳いでいることが多いので筋肉量が多く、おでこ付近は出っ張り、体高が他のメバルよりも大きい特徴があります。

個体によっては、こんなに背中が青い個体もいます。

白メバル (シロメバル)

出典:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑

白っぽい個体で胸ビレは17本です。

堤防などでも少し隠れる場所があればどこにでもいる個体です。

3種類の中では、最も釣りやすい個体ではないでしょうか。

メバルは産卵期である1~2月はあまり捕食しない

11月~12月頃から産卵のための爆食いが始まりその後、1~2月に産卵をします。

産卵に集中するため、1~2月はほとんど食ってきません。

仮に釣れたとしてもお腹がパンパンの抱卵個体であることが多いため、すぐにリリースしましょう。

メバルは、ある程度成長してから生まれる魚類で卵胎生魚(らんたいせいぎょ)で4~5mmの稚魚を数千匹産みます。

メバリング最盛期(最も活発な時期)

4・5月が1年のうちで最も釣りやすく理由は大まかに分けて3つあります。

1つ目は、産卵を終えて体力を回復させる為にエサをよく食べるようになります。

2つ目は、海水温です。

メバルの適性海水温は約14℃程度とされ、4~5月に海水温がメバルの適性温度になるので活性が上がります。

3つ目は、エサが豊富にあるということです。

メバルのエサである※バチや※キビナゴ、※アミなどが豊富に現れます。このエサを求めてメバルの活性が上がります。

これらの要素が入り混じり、3~5月はメバルの活性が1年の中で最高潮に上がります。

※バチ=ゴカイなどの多毛類のこと。
※イカナゴ=10センチ前後のしらすやイワシのような小魚
※アミ=アミエビという目では見えないほど小さなプランクトン

メバルの成長スピード 尺メバルになるには10年かかる

メバルの成長スピード一覧

年数1年3年5年7年10年
サイズ10cm15cm20cm25cm30cm

寿命は約10年で、日本での最大サイズは「りんたこ」の愛称でおなじみのダイワのフィールドテスター岩崎林太郎さんが釣り上げたアカメバルの40.5cmだそうです。

ちなみに彼の一晩での最高釣果は尺越えを86匹だそう。。

良い意味でだいぶバグってますね。笑

メバルの食性はサイズによって変わる

メバルのサイズによって異なります。

小さい頃はプランクトンやエビ・小魚・多毛類(ゴカイなど)がメイン

体が大きくなると、食べる量も増えるのでフィッシュイーターとなり、子魚や小イカなどを食べます。

※フィッシュイーター=魚をメインに食べる魚のこと。

6~7月頃になると、1~2月に生まれた赤ちゃんメバルが浅瀬に多くみられるようになりますが、デカメバルはなんと共食いします。。

25cmを超えるようなサイズを狙う際は、大きめのプラグを使うとよいです。

種類やサイズにとって群れるかが違う

幼魚時代は大きな群れで過ごすが、大きくなるにつれて単独で行動するようになります。

クロメバル(ブルーバック)はある程度大きくなっても群れで回遊するイメージがありますが、基本的に大きくなると単独で行動するので、アジのように1匹釣れたからと言って連発することはそこまでありません。

大きくなるにつれて警戒心も変化する【図解】

小さい頃は非常に好奇心旺盛で、容易にアタックしてきます。

10cm程度の小さなメバルでも大きめのワームやプラグによく反応します。

体感では、24センチを超えるとかなり警戒心が高くなり、基本的に底付近の岩陰に隠れ斜め上を向いてエサが流れてくるのを待っています。

なので、デカメバルは滅多なことがない限り表層まで捕食に来ません。

このメバルの警戒心を頭に入れておくと、狙うサイズによって狙うポイントが見えてきます。

狙うメバルのサイズはある程度決めれる

これらの情報を読み解いていくと、小さいメバルの数釣りと25センチを超えるようなデカメバルを狙うにはポイントが大きく変わってきます。

24センチまでの数釣り

23センチ程度のメバルまでであれば、街灯のある漁港や堤防で表層まで捕食しにきます。

なので、数釣りをするのであれば下記のような状況が好ましいです。

時期 4~5月
街灯の有無
狙う棚表層~中層

数釣りの具体的な情報は下記の記事にて解説しています!

25センチ以上のデカメバル狙い

25センチ以上となると、かなり警戒心が高くなっています。

街灯のあるような場所には基本居つかない為、人の出入りが滅多にない暗闇の藻や岩礁帯がある場所を狙うようになります。

なので、型狙いでは下記のような状況が好ましいです。

時期4~5月
街灯の有無 
狙う棚中層~底

※水深が1~3mと浅い場合は表層でも全然食ってきます。

メバルの生態まとめ

メバルの食性
・小さい頃はプランクトンやエビ・小魚・多毛類(ゴカイなど)がメイン
・体が大きくなると、フィッシュイーターとなり、子魚や小イカなどを食べる。

メバルの産卵
・11月~12月頃から産卵のための爆食いが始まりその後、1~2月に産卵をします。
・産卵に集中するため、1~2月はほとんど食ってこない。

メバリングの最盛期は3~5月
理由1つ目は、産卵を終えて体力を回復させる為にエサをよく食べるから。
2つ目は、海水温でメバルの適性海水温である約14℃になるから。
3つ目は、バチキビナゴ・アミなどのエサが増えるから。

このように、メバルの生態を知ることによって、数を狙ったり型を狙ったり釣り分けることができます。

その他、メバルのエサは何を食べているのか釣れたメバルの胃袋を調べてみたりすると、現地で何を捕食しているのかがわかるようになります。

そうすることで、どんなワームやプラグを使用すればよいかが見えてくるはずです。

この記事を読んで、少しでも釣果が上がったりメバルに興味を持っていただければ嬉しいです!

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