エギングリールを買いたいけど、番手やハイギアなど種類も多いし何を選んでいいかわからない。
とりあえず安いリール選んでも大丈夫?
そんな質問に答えます。
- メーカーはダイワかシマノ
- スピニングリール
- 0.6~0.8号のPEラインが150~200m巻ける
- 2500番手
- ハイギアリール
1万円以下で買えるコスパ最強リールは『ダイワ23レガリス』です!
これらがおすすめです。
なぜ上記のスペックなのか?
番手やハイギアなどリール選びに必要な情報を詳しく解説していきます!
ダイワ 23レガリス
目次
エギングリールとは
エギングリールに求められる性能
最も重要なのは軽さで基準となるのは、自重200gです。
エギングは、常にロッドをしゃくらないといけないため、非常に手首・腕が疲れます。
少しでもストレスを和らげるために、軽いリールを選びましょう。
汎用性の高さ
エギングでは※スピニングリールを使用するためメバリング、アジング、シーバス、ライトショアジギングなど幅広く使えます。
エギング以外にどんな釣りをするのか?
エギングに特化するのか?
そこから選ぶべきリールのスペックが見えてきます。
※スピニングリール=ラインを巻きとることのできる最も一般的なリールで、ライントラブルが少ない。
ドラグ力・ドラグ設定
ドラグとは
イカが糸を引っ張って逃げる際に糸がスムーズに出るように制御します。
これにより、イカが強く引いたりした際に、ラインが切れることやリールが破損することを防ぐことができます。
最大ドラグ力
リールの詳細を見ると「最大ドラグ力(5kg)」などがあります。
これは、ドラグを最大限締めこんだ状態で5キロ以上の力で引っ張ると、ドラグが効かずにラインが出だす。という意味になります。
安価なリールでも最大ドラグ力は2kg~5kgはあるので、購入の際にあまり気にしなくて良いです。
ドラグ調整
リール上部のタブを締めたり、緩めたりすることで
少しの力で糸が出るようになったり、硬くすることができます。
フィールドや狙うサイズによって、ドラグを調整していきます。
実際のドラグ設定
エギを軽くしゃくった際に、ジャッジャッと軽くドラグが出るぐらい、とざっくりした設定で十分です。
アオリイカがかかった際に、まずはドラグを出して走らせて疲れさせます。
疲れて走らなくなってきた所で、ドラグを少し締めて近寄せます。
ドラグが強すぎると、ゲソが身切れする可能性が上がり
弱すぎると、エギの針には返しがないので外れてしまう可能性があります。
DAIWA(ダイワ)とSHIMANO(シマノ)の製品表記
出典:ダイワ
出典:シマノ
ダイワは世界シェアも1位、シマノも世界シェア2位で釣具屋に行くとまず目にするメーカーかと思います。
番手(サイズ)
番手はリールの大きさのことで、大きい数字になればサイズも大きくなり、巻き上げるパワーも強くなり、リールの自重も重くなります。
アオリイカ釣りにおいては2000番、2500番、3000番の3サイズが一般的に選ばれています。
下記は、ざっくりですが番手ごとのアオリイカのターゲットサイズです。
- 2000番 初夏の小型のアオリイカ
- 2500番 小型~晩秋の型の良いアオリイカ
- 3000番 晩秋と春イカの大型のアオリイカ
このように、大半のサイズは2500番でカバーできるので、エギングを始める際にまず選ぶのは2500番が良いです。
スプール(溝の深さ)
スプールとは、ラインを巻き付ける溝のことです。
リールには、このスプールが浅いものと深いものがあります。
- スーパーシャロースプール (SS)
- シャロースプール (S)
- ミディアムスプール (M)(※ダイワにはなし)
- ディープスプール (D)(※シマノにはなし)
エギングでは溝の浅いシャロースプールをおすすめします。
理由としては、スプールの深いものだとエギをキャストした際に、ラインが絡まってしまう可能性があります。
ミディアムスプール・ディープスプールであっても下巻きをすればエギングでも十分使用可能です。
(※下巻きとは、何も巻いていない状態のスプールに不要なラインもしくは、安価なナイロンを巻き付けかさ増しをすることです。)
コンパクトボディ(C)
この表記があると、ボディサイズが小さく軽量化されていることを指します。
3000D-Cという製品名でみると
- スプール 3000番手
- ボディ 2500番手
となり、スプールはそのまま大きくラインの巻き取り量が多いにも関わらず、ボディは2500番手で軽量化されている製品となります。
ギア比(糸巻量)
ギア比とは、リールを1回転した際に、どれだけ巻きとれるかのことです。
「ギア比5.2」という表示のリールでは、ハンドルを1回転した際にスプールが5.2回転することを指します。
- パワーギア -P PG
- ハイギア -H HG
- エクストラハイギア -XH SG
ギア比が高いものは早く巻き取ることができ
ギア比が低いものは巻き取る力が強くなります。
(段付きの自転車の6がハイギア、1がローギアと考えると、ピンとくるかもしれません。)
エギングにおいてはハイギアがおすすめ
理由としては、エギングの大敵「風」があるときに※キャストしてからすぐに糸ふけを回収できるからです。
糸ふけを早く回収しないとエギの姿勢が安定せずイカも警戒してしまします。
製品名の末にこの表記がつきます。
※キャスト=釣りの仕掛けを投げること。
ダイワの特殊表記
LT
LIGHT(軽く)・TOUGH(強い)を追求して設計されたリールです。
フィネスカスタム(FC)
超軽量設計となっているリールのこと。
クイックドラグ(QD)
ドラグを約1回転させるだけで、ドラグの効き具合を最小値から最大値まで調整できる機構のことです。
実際の表記
ダイワEXIST FC LT2500S-CXH-DHという製品名が下記のようになります。
シリーズ 特殊表記 スプール 糸巻量 サイズ ギア比 ハンドル
EXIST FCやQD LT2500 S C H DH
おすすめのリール
ダイワエメラルダスのリール
出典:ダイワ
エメラルダスとはダイワからリリースされているエギング専用のブランドです。
釣りの2大メーカーのエギングに特化したリールなので質が高く安心です。
エメラルダスからは、下記の3グレードに分けられています。
シリーズ | 実売価格 |
19エメラルダス LT 24エメラルダスX | 約12,000円~16,000円 |
23エメラルダス RX | 約23,000円~25,000円 |
21エメラルダス AIR | 約35,000円~37,000円 |
ダイワ 19エメラルダスLT
24エメラルダスX (19エメラルダスLTの後継機で24年発売の製品です。)
ダイワ 23エメラルダスRX
ダイワ 21エメラルダスAIR
シマノ セフィアのリール
出典:シマノ
セフィアとはシマノからリリースされているエギング専用のブランドです。
セフィアからは、下記の3グレードに分けられています。
シリーズ | 実売価格 |
---|---|
22セフィアBB | 12,400円~13,500円 |
23セフィアSS | 19,000円~20,400円 |
21セフィアXR | 25,200円~27,700円 |
シマノ 22セフィアBB
シマノ 23セフィアSS
シマノ 21セフィアXR
安いおすすめのリール(1万円で買える)
シリーズ | 実売価格 |
---|---|
ダイワ | |
23レガリス | 8,400円~9,500円 |
20クレスト | 4,100円~4,600円 |
20レブロス | 5,200円~7,900円 |
24レブロス | 7,600円~8,300円 |
シマノ | |
21ネクサーブ | 3,800円~5,000円 |
23セドナ | 5,300円~7,000円 |
22サハラ | 6,900円~7,300円 |
21ナスキー | 8,400円~9,700円 |
1万円以下で選ぶのであれば23レガリス一択と言っていいほど、コスパ最強です!
ダイワ 23レガリス
ダイワ 20クレスト
ダイワ 20レブロス
ダイワ 24レブロス(20レブロスの後継機)
シマノ 21ネクサーブ
シマノ 23セドナ
シマノ 22サハラ
シマノ 21ナスキー
よくある質問
2000番手のリールは使えるのか?
秋イカなら問題なく使用可能です。
晩秋や春イカなどの1キロを超えるアオリイカを狙う方は2500番か3000番を選びましょう。
シンプルにパワーがないので厳しいです。
小型のアオリイカ狙い+エギングシーズン以外で、堤防からのアジングやメバリングと兼用で考えている方は2000番手を選ぶメリットがあると思います。
替えスプールを購入して、アジング・メバリング用の細いPEラインを巻いておいて付け替えると、巻き直す手間が省けてコスパがよいです。
ダブルハンドル(DH)
ハンドルの掴み手が2つあるもので、エギングリールでは人気のハンドルです。
製品表記の末尾にXDが付きます。
メリット
・ハンドルが2つある分、急な対応でハンドルを握りやすい。
・ハンドルから手を離した際に、ハンドルの重みでハンドルが勝手に回転し、エギが微妙に動いてしまうことを防ぐ。
デメリット
・軽さを重視するエギングリールにおいて重量が重くなる。
・価格帯が高価になりやすい。
ダブルハンドルは好みなので、メリットデメリットを見て判断してください。
シングルハンドルでも十分に釣果を上げることができます。
まとめ
エギングを始める人やリールを買い替える人にとって、適切なエギングリールの選び方を紹介しました。
まずは、自分の理想のエギングスタイルをイメージして、その他エギングと兼用でする釣りの有無、リール自重、価格帯、好みのメーカーを見ていきましょう。