ソアレのベーシックモデル、ソアレBBのスペック・金額は?
同価格帯のダイワ 月下美人Xや上位機種ソアレXRと比較するとどんな感じ?
番手とギア比はどのように使い分けるの?
この記事では、このような質問にメバリング目線で答えます!
結論
特徴や使用用途などまとめてみました!
C2000SSPG(ジグ単メインの方)
・街灯元でジグ単による25cm以下の数釣りがメインの方
・パワーギアで、ゆっくり巻くことが可能なのでアジ・メバル向き
・実売価格 約13,000円
C2000SSHG (フロートメインの方)
・街灯元でフロートによる25cm以下の数釣りがメインの方
・糸ふけを素早く回収できるハイギア
・実売価格 約13,700円
※500SPGもラインナップされていますが、アジング用の為 記載していません。
この記事では、なぜソアレBBがメバリングでおすすめなのか
スペック・その他どんなリールがあるのか比較など徹底解説しています!
目次
シマノ ソアレとは
出典:シマノ
シマノのソアレは、ライトゲームに特化したブランド名です。
ロッド、リール、ワーム、ジグヘッド、そしてラインなどを含む幅広いアイテムを揃えています。
ソアレブランドのアイテムは、その高品質と信頼性で知られており、ライトゲームの釣りに必要なすべての要素を揃えることができ、統一感も出ます。
22ソアレBBのラインナップ
比較の為に掲載していますが、500SPGはアジング用です。
アイテム名 | 500SPG (パワーギア) | C2000SSPG (パワーギア) | C2000SSHG (ハイギア) |
自重 | 155g | 185g | 185g |
巻取長さ ハンドル1回転 | 58cm | 62cm | 82cm |
ギア比 | 4.7 | 4.6 | 6.1 |
最大ドラグ力 | 2.5kg | 3kg | 3kg |
実売価格 | 約12,500円 | 約13,000円 | 約13,700円 |
C2000SSPG(パワーギア)
1番の違いとして、ギア比が挙げられます。
C2000SSPG(パワーギア)は、ギア比4.6で
ハンドルを1回転した際にスプールが4.6回転し62cmラインを巻き取れることを意味します。
C2000SSHG(ハイギア)
C2000SSHG(ハイギア)は、ギア比6.1
これは、ハンドルを1回転した際にスプールが6.1回転し82cmラインを巻き取れることを意味します。
特徴 ハイレスポンスドラグ
ハイレスポンスドラグは限られた機種にしか搭載されていないテクノロジーです。
メバルの底に潜り込むような力強い引きに瞬時に反応し、スムーズにラインを出すことができる特殊な機構です。
つまり、メバルが突然走り出しても、ドラグがすぐに作動してラインが引かれ過ぎるのを防ぎ、糸切れを防ぐことができるというわけです。
この価格帯(1万円台)でハイレスポンスドラグが搭載されているのは、かなりコスパが高いと言えます!!
シマノのリール記号・表記
C2000SSPGと言われても、何が何だかわからないですよね。。
慣れると1発で、製品の全体像がイメージできるようになるので
1つ1つ解説していきます!
コンパクトボディ(C)
この表記があると、ボディとローターが小さく軽量化されていることを指します。
※ローター=糸を巻き付ける クルクルと回る部分
例:C2000
という製品名でみると
スプール 2000番手
ボディ・ローター 1000番手
となり、スプールは2000番手とそのまま大きいのでラインの巻き取り量が多いにも関わらず、
ボディ・ローター1000番手で軽量化されている製品となります。
番手
ソアレBBシリーズは500番手、2000番手の2つの大きさがリリースされています。
番手 | メリット | デメリット |
500番手 | 軽い | 巻く力が通常レベル |
2000番手 | 巻く力が強い | 重い |
下記のように、製品名に500や2000などと表記が入っています。
500SPG
C2000SSPG
スーパーシャロースプール C2000SSPGの【SS】の意味
スプールとは、ラインを巻き付ける溝のことです。
リールには、このスプールが浅いものと深いものがあります。
スプール種類 | 製品表記 | 巻き糸量 |
スーパーシャロースプール | SS | かなり少ない |
シャロースプール | S | 少ない |
ミディアムスプール | M ダイワなし | 普通 |
ディープスプール | D シマノなし | 多い |
※巻き糸量とは、スプール(溝)にラインがどれくらい巻けるかということです。
シャロースプール(溝が浅い)のメリット・デメリット
ディープスプール(溝が深い)のメリット・デメリット
※下巻きについては、記事の最終章で徹底解説しています。
メバリングにおいては、スーパーシャロースプールかシャロースプール(溝が浅い)がおすすめです。
ギア比(糸巻量)C2000SSPGの【PG】
ギア比とは、リールを1回転した際に、どれだけ巻きとれるかのことです。
ダイワとシマノで若干、表記が変わってきます。
ギア種類 | ダイワ表記 | シマノ表記 |
パワーギア | P | PG |
ノーマルギア | 表記なし | 表記なし |
ハイギア | H | HG |
エクストラハイギア | XH | SG |
ソアレBBのラインナップでは
C2000SSPGは、パワーギア
C2000SSHGは、ハイギア
という見方になります。
段付きの自転車の6がハイギア、1がパワーギアと考えると、ピンとくるかもしれません。
ソアレBB 製品表記まとめ
見やすいようにまとめてみました。
C2000SSPG
【C】コンパクトボディ、ボディとローターが表記より小さく軽量化されつつも、パワーは維持している。
【2000】スプールの大きさが2000番手という意味。
【SS】スーパーシャロースプール=ラインを巻く溝が浅く、飛距離が出やすく絡みにくい。
【PG】パワーギアで、ノーマルギアよりパワーが強く、ゆっくりと巻くことができる。
C2000SSHG
【C】コンパクトボディ、ボディとローターが表記より小さく軽量化されつつも、パワーは維持している。
【2000】スプールの大きさが2000番手という意味。
【SS】スーパーシャロースプール=ラインを巻く溝が浅く、飛距離が出やすく絡みにくい。
【HG】ハイギアで、ハンドル1回転した時の糸巻量が多い。糸ふけ回収が速いのでフロートに向いている。
シマノのメバリングリール 価格一覧
シマノには数多くのメバリング対応リールが存在するので、表にまとめてみました!
シリーズ名 | 実売価格 |
22サハラ | 約7,000円 |
21ナスキー | 約7,000円 ~約9,000円 |
22ミラベル | 約10,000円 |
21アルテグラ | 約12,000円 |
22ソアレBB | 約13,000円 |
23ストラディック | 約19,000円 |
20ヴァンフォート | 約22,000円 |
21ソアレXR | 約25,500円 |
23ヴァンキッシュ | 約48,000円 |
22ステラ | 約71,000円 |
※ボディのサイズやギア比によって、金額は多少変動します。
ライトゲームに特化した【ソアレブランド】は2機種しかありませんが、
汎用性のあるライトゲームにも対応しているリールは多くあります。
22ソアレBBは、グレード的には中間で入門レベルの方も手の届く価格帯です。
その他、同価格帯で人気おすすめの機種を挙げると
21アルテグラが挙げられます!
比較 (価格・重さ)
ソアレBB(下位機種) との比較
ソアレBBよりもグレードが上の、ソアレXRと
スペックや価格の比較をしてみました!
ソアレBB | 自重 | 実売価格 |
500SPG | 155g | 約12,500円 |
C2000SSPG | 185g | 約13,000円 |
C2000SSHG | 185g | 約13,700円 |
ソアレXR | 自重 | 実売価格 |
500SPG | 135g | 約26,200円 |
C2000SSHG | 155g | 約25,700円 |
C2000SSPG | 155g | 約25,900円 |
C2500S | 165g | 約25,000円 |
※SS=スーパーシャロースプール、スプールの溝が浅いもの
HG=ハイギア、ハンドル1回転での巻き取り量が多いものでフロートなど遠投との相性がよい。
PG=シマノ独自のパワーギア表記(ダイワはP)、ノーマルギア・ハイギアよりもゆっくり巻くことができて、パワーが強い。
上位機種のソアレXRは、2000番手で30gほど軽量化されています。
ここは、上位機種なのでさすがといったところです!
軽量化の1番のメリットは、感度が高くなり小さなアタリがとりやすくなることと
長時間釣りをする際、体に負担をかけず ストレスなく釣行に集中できることです!
予算に余裕のある方は、ソアレXRの方がライトゲームを 最大限 楽しめます!
下記の記事で、ソアレXRについて徹底解説しています!
ダイワ 月下美人X との比較
ダイワのライトゲームブランド【月下美人】より、
月下美人X との自重と実売価格との比較をしてみました。
ソアレBB | 自重 | 実売価格 |
500SPG | 155g | 約12,500円 |
C2000SSPG | 185g | 約13,000円 |
C2000SSHG | 185g | 約13,700円 |
月下美人X | 自重 | 実売価格 |
LT1000S-P | 185g | 約8,800円 |
LT2000S | 190g | 約8,000円 |
LT2000S-P | 190g | 約9,200円 |
月下美人Xの方が5g重いですが約5,000円安く
価格という点では、月下美人Xに分があります。
下記の記事にて、月下美人Xについて徹底解説しています!
22ソアレBBの評価
22ソアレBBは限られた機種にしか搭載されていない
ハイレスポンスドラグを1万円台の価格帯で搭載していて、
魚の動きに素早く反応し、スムーズにラインを出すことができるので糸切れを防ぐ能力に長けています。
街灯元でのジグ単・フロートで25cm程度までのメバリングを、十分に楽しむことができるリールです!
ソアレBBロッド
ソアレBBには、ロッドもありますので、ソアレBBリールに合うロッドとして、ソアレBBロッドがあります!
汎用性 (アジング・バス釣り・渓流トラウト・エギング)
ソアレBBには2000番手・2500番手のリールがあるので
アジング・バス釣り(ブラックバス)・渓流トラウト・エギング
などでも、十分使用可能です。
釣行回数が多い場合は、その釣りに特化したスペックの選択が必要となりますが
入門や、かじってみる程度だと、これらの他魚種を狙うことは十分に可能です。
結論
繰り返しにはなりますが
C2000SSPG(ジグ単メインの方)
・街灯元でジグ単による25cm以下の数釣りがメインの方
・パワーギアで、ゆっくり巻くことが可能なのでアジ・メバル向き
・実売価格 約13,000円
C2000SSHG (フロートメインの方)
・街灯元でフロートによる25cm以下の数釣りがメインの方
・糸ふけを素早く回収できるハイギア
・実売価格 約13,700円
上記のように数釣りのジグ単、フロートがメインなのかを明確にすると選びやすくなると思います!
おすすめのPEライン・フロロカーボンライン
安いライン
とにかく安く探したいという方向けです。
安いですが、月下美人で同じブランドなので品質も安心かつ統一感が出ます。
25cm以下のメバルを街灯元で狙うにはこれらのスペックで十分です。
おすすめの太さ・号数
PEラインは0.4号 150m
フロロカーボンは、1.2号
※狙うサイズや、大型外道(シーバス)の有無なども考えて調整してください。
シマノ(SHIMANO) PEライン ピットブル8+
最強ライン
ラインを極力細く、違和感を与えずに食わせて
耐久性も最大限に上げたラインの紹介です。
特に、プラグをメインでされる方は
1個1,000円程度するルアーのロスト削減にもつながるので
少々ライン自体の値段が高くてもすぐに元が取れるので
本当の意味でコスパが良いと思います!
リールの下巻きの必要性
※写真のリールは、悪い例で下巻きをしていないのでPEを巻いても未だに溝があります。
リールをネット通販で購入すると、自分で糸巻をしないといけません。
なので
リールをネットで安く購入し
実店舗で、PEラインを購入しリールを持ち込んで
下巻きと一緒に巻いてもらう
これが最も安くリールを手に入れて、楽ができる方法ではないでしょうか。
それでも、ネットの方がラインが安い、自分で全てやってみたい
という方向けに下巻きについて解説していきます!
そもそも下巻きとは
PEライン(メインライン)を巻く際にスプールの溝をなくす為にするものです。
自分でラインを巻く時に出てくる問題、リールに下巻きは必要なのか。
結論、
下巻きがなくても釣りはできます。
しかし、デメリットが多いので巻くことをおすすめします!
デメリット
・飛距離の減少
・ライントラブルの増加
・PEをスプールに直接巻くと、滑りやすい
飛距離の減少
リールのスプールの溝に余りができると、それがスプール上で溝を作りラインが出る際に摩擦を生むので、これが飛距離の減少につながります。
ライントラブルの増加
溝の深さが出し入れの際ネックとなり、ライントラブルが発生しやすくなります。
エギングリールは基本的にシャロースプール(ラインを巻く溝が浅いもの)であるため、余りができるとシャロースプールの効果が損なわれ、意味がなくなります。
PEをスプールに巻くと、滑りやすい
PEは非常になめらかな肌触りで、スプールに直接巻くと滑ってしまいます。
ナイロンやフロロカーボンを下巻きにすることで、この滑りを防ぐことができます。
したがって、効果的な釣りを行うためには、リールの下巻きを適切に行い、余りを最小限に抑えることが重要です。
これによって飛距離の向上やライントラブルの予防が可能となり、エギングリールの性能を最大限に引き出すことができます。
ナイロンの同じ太さの号数を使う
ナイロンを選ぶ理由
スプールの溝を埋めるための下巻きには、PEやナイロン、フロロカーボンなど、さまざまな種類のラインを利用できます。
ただし、余ったラインを効果的に再利用するのが最も良いですが、余ったラインがない場合はナイロンラインが比較的安価であるため、おすすめです!
PEラインとだいたい同じ太さのナイロンラインを選ぶと、200m巻けるリールにPE150m巻くなら大体50m巻けば良いので計算しやすいです。
溢れ出るほど巻いてしまうと、逆にライントラブルが増えるので10%ほど溝に少しだけ余裕をもたせるとよいです。
計算ツール
PEラインの号数とかけ離れた太さの号数のナイロンラインを使用する際は、下巻き計算ツール(←リンク先)が便利です!
下巻きの手順
一番めんどうで、一番正確なのは
PEを巻く
→溝がほどよく埋まるまでナイロンを巻く
(この時、ナイロンがどの程度必要か確認する)
→PEとナイロンを一度全部取る
→先ほど、長さを測ったナイロンを巻く
→PEを巻く
完成
計算ツールを使って、1発でいくか
巻き直して正確に行くかは、
性格がでるところですね。
私は、1発でいく派です。笑
PEとナイロンの結び方
一番よいのは、FGノットや電車結びです。
リンクから確認してみてください。
理由は、結び目が小さいからです。
一番簡単な結び方は、トリプルエイトノットです。
リンクから確認してみてください。
この結び方でやると、速いですがPEラインを巻き終わっても結び目の部分がモコっとしています。笑
釣りや飛距離に直接関係ないですがちょっとカッコ悪いです。
いかがだったでしょうか。
この記事が、リール選びの参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!